どらぐら日記

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J1再開間近! 名古屋グランパスの気になる7つのこと

お題「#応援しているチーム

 

 7月4日、遂にJ1リーグが再開します。2月22日の開幕戦以来、実に4ヶ月半ぶりに名古屋グランパスの試合に一喜一憂する日常が戻ってきます。

名古屋の再開初戦は、アウェイでの清水戦。アイスタは、2010年に勝って以来、リーグ戦では勝てていない鬼門ですが、10年ぶりの勝利を期待したいです。

さて、今回は再開後の名古屋について、個人的な見どころを7つ紹介します。 

1. 準備不足は否めない?

新型コロナウイルスの影響で出遅れた名古屋

金崎夢生、ランゲラックが新型コロナウイルスに感染した影響で、一時的に活動を休止していた名古屋。6月13日から全体練習を再開させたものの、他のJ1クラブよりも準備期間が短くなってしまいました。

当初は、J1再開までに練習試合を3、4試合組む予定でしたが、今日時点で1試合のみ。フィジカルコンディションを上げたり、戦術の確認をしたりする時間もあまり取れず、7月4日を迎えることになりそうです。

正直、序盤戦は苦しむことが予想されます。重要なのは、序盤につまずいたとしても、立ち直ることができるかどうか。中断期間がなくなってしまった今、悪い流れをズルズルと引きずってしまう可能性もあります。

昨年は一度、悪い流れにハマると、最後までそれを変えることができませんでした。今年はそういったことがないようにして欲しいですね。

2.  超過密日程をどう乗り切るのか?

■交代策と選手層の厚さがカギに

新型コロナウイルスの影響で、超過密日程となった2020年のJ1。7月から10月まで1ヶ月に6試合が組まれていて、週2試合のペースが隔週で続いていく計算となります。

今季のJ1、というか、国際的にルールの変更があり、選手交代枠が3人から5人に増員されました。ただし、交代の回数はハーフタイムを除いて3回までで、1人ずつ5回に分けて交代することはできません。例年とは違う交代ルールをどう活かすのか。監督の手腕の見せ所となります。

また、超過密日程を乗り切るには、ローテーションも必須。名古屋の場合、攻撃的MFの層は厚いです。ただし、守備的MFは稲垣、米本、シミッチの3人しか計算できる選手はいません。また、FWは当面の間は山﨑が軸となりそうですが、夢生がいつ復帰できるのかはわかりませんし、SBは宮原の離脱がいつまで長引くのかもわかりません。GKと攻撃的MF以外のポジションは、層は厚いとは言えず、大胆なローテーションは行わないのではと考えています。

こういう時だからこそ、若手の活躍に期待したいですね。今で言うと、成瀬が右SBとしてアピールを続けていますが、これに続く選手がもっと出てきて欲しいです。

3. ハイプレスで戦い続けるのか?

■理想の戦い方or現実的な戦い方

開幕戦は高い位置から積極的にプレスをかける戦い方をみせた名古屋。しかし、これからは暑くなるうえに、前述の通り、超過密日程が待ち受けています。

今季は降格がないので、昨季終盤のような負けないサッカーをする必要性は低いです。それ故に、あくまで開幕戦のような戦い方を選ぶのか。それとも、選手のコンディションを考え、プレスを抑えた現実的な戦い方を選ぶのか。

こればかりは蓋を開けてみないとわかりませんが、状況に応じて適切な方法を採って欲しいですね。

4. 宮原はいつ復帰するのか?

■復帰のメド立たず。それ故のオ・ジェソク獲得か

今季は序盤からアーリア、太田が怪我のために長期離脱となりましたが、太田は既に復帰しています。全治6か月の重傷を負ったアーリアは、早ければ8月頃には復帰でしょうか。

一方で、復帰のメドが立たないのが宮原。怪我について公式発表はされていないのですが、春季キャンプの時に戦線離脱して以降、現在も復帰できていません。

そんな中、代役として白羽の矢が立ったのがG大阪オ・ジェソク。宮原の復帰のメドが立っていれば、右SBの補強の必要はないはず。となると、宮原の状態はそんなに良くないのか、という話になります。心配ですね…。

5. 金崎夢生は名古屋で再び輝くのか?

■かつてはドリブラー、今はストライカ

 3月に期限付移籍という形ではありますが、名古屋に電撃復帰を果たした夢生。5月に新型コロナウイルスに感染してしまった影響で、名古屋でのプレーを見られるのは少し先になりそうです。

2010~12年に名古屋に在籍していた時の夢生は、ドリブラーでした。しかし、海外での経験を経て、今は強さと巧さを兼ね備えたストライカーに。

鳥栖ではマッシモの下でプレーしており、監督の求めることは理解しているでしょう。後は、名古屋の選手達との連係を深めることができれば、というところでの戦線離脱。実際の試合をこなすことで、改善していくしかなさそうです。

ジョーという大黒柱を失った今、背番号44に懸かる期待は大きいです。

6. 夏の補強はどうなる?

■実は右SBは以前からの補強ポイント

 前述のオ・ジェソクですが、よく考えてみると、昨冬のオフも神戸の西大伍の獲得に動いていたわけで、以前から右SBは補強ポイントだったのです。その後、成瀬の台頭でその必要性は薄れたかに思えたのですが、宮原の復帰のメドが立たない現状から、オ・ジェソクの獲得に動いたのだと思われます。

この補強については賛否両論ありますが、個人的には賛成です。オ・ジェソクは今夏でG大阪との契約が切れるので、移籍金なしで獲得できますし、宮原の状態がわからない以上、即戦力の右SBは歓迎です。

■これ以上の補強は難しいか

夏の移籍市場は、7月31日からスタートします。オ・ジェソク以外にも補強に動く可能性はありますが、どのクラブも超過密日程に備え、選手は抱えておきたいでしょうから、なかなか難しくなるのではないかと思います。さらに、新型コロナウイルスによる収入減で、補強に使えるお金もそんなにないのではないかと…。

7. 今季は1ケタ順位が目標?

■下位からの脱出を 来季に繋がるシーズンに

今季の現実的な目標は、9位以上だと思います。前述の通り、新型コロナウイルスによる出遅れは、成績に多少なりとも影響してくると思います。ただし、戦力はJ1でも上から数えた方が早いぐらいのレベルにはあります。

思えば16年、18年、19年と、ここ数年は毎年のように、J1の残留争いに巻き込まれています。今季こそはその流れに終止符を打ち、来季にはさらに上を目指せるような土台を築いて欲しいです。