どらぐら日記

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ジョーの契約解除。給与の支払いがトラブルの理由?

ジョーとの契約解除はFIFA案件に

 ジョーとの契約解除について、ようやくグランパスが公式発表をしました。しかし、その内容が…。

nagoya-grampus.jp

 
表記の件、株式会社名古屋グランパスエイトは、正当な理由によりジョー選手(Joao Alves de Assis Silva)との契約を解除したことをお知らせします。
なお、この件につきましては現在FIFA Dispute Resolution Chamber(FIFA紛争解決室)に委ねています。


コリンチャンスが6月17日にジョーの獲得を発表したにも関わらず、名古屋から何も発表がなかったので、何かしらの問題があったのは想像できましたが、FIFAに問題の解決を委ねるほどだったとは、驚きでした。 

給与の支払いがトラブルの理由か

「正当な理由により契約を解除」という表現が引っ掛かります。恐らく、契約解除自体は双方合意していたのでしょうが、ジョーに対する給与の支払いについて揉めているのではないでしょうか。

気になる記事がありました。

news.livedoor.com

 

要するに、クラブから給与が2ヶ月間支払わなければ、選手はそのクラブとの契約を解除できるということ。ジョーの契約解除が、これに該当するのかはわかりませんが…。

報道によれば、4月にはブラジルに帰国していたというジョー。それ以降は、名古屋の管理下にはなかったと思われます。ここから2ヶ月間の給与を名古屋が支払うのか、それとも自己都合で帰国したのだから、給与は支払わなくても良いのか。

想像の域を出ませんが、何にせよ、お金に関するトラブルなのは間違いなさそうです。

金崎夢生の獲得が名古屋退団の引き金に?

ジョーは2018年から名古屋に加入。今年は3年契約の最後の年でした。春先には契約延長はしないのの、今の契約は全うすると発言していたジョー。しかし、5月になり、契約解除の話が出てきて、今に至ります。

退団の理由として、フィッカデンティ監督のスタイルとの相違が挙げられています。しかし、3月までは契約を全うすると発言していたわけで、監督への不満だけで今すぐ退団したいと考えるのかと言われると疑問です。

しかし、3月下旬に鳥栖から金崎夢生期限付移籍で獲得したことで、ジョーが「フィッカデンティ監督の構想外」と考えたとするなら、納得はできます。その後、4月にブラジルに帰国しているわけですしね。

クラブが夢生を獲得したのは、ジョーを戦力として考えていないからなのかはわかりません。しかし、ジョーはそのように感じてしまったと思われます。

「立つ鳥後を濁す」

ジョーに対しては、感謝の気持ちはもちろんあります。2018年の大活躍がなければ、名古屋のJ1残留はありえなかったでしょう。昨年は思うような活躍はできませんでしたが、怪我もありましたし、それほど不満はありません。

しかし、このような形で名古屋を去ってしまったことは残念でなりません。かつては問題児と言われていましたが、近年は改心し、実際に名古屋での振る舞いも良かったと思います。それだけに、今回の移籍劇は「やはり問題児は問題児のままなのか」とさえ思ってしまいます。

お互い別々の道を歩むことになりましたが、後は今回の契約解除の件ができるだけ穏便に済むことを願うばかりです。