名古屋が札幌に完封勝利! 2年ぶりの開幕2連勝!!
途中出場の相馬が決勝点を決める!
大型補強で11年ぶりのリーグ優勝を目指す名古屋グランパス。アウェイでの開幕戦に勝利し、連勝を狙ってのホーム開幕戦。対戦相手の札幌は、公式戦2試合で8得点と、攻撃陣が絶好調。試合は、勢いのある札幌に名古屋が苦戦する展開となりました。
54分には、慎重なマッシモがまさかの3枚代え。山﨑、シャビエル、米本に代わり、柿谷、相馬、長澤を入れ、試合の流れを変えようとします。
それが奏功したのが、82分。右サイドでボールをキープしたマテウスを、宮原が追い越し、パスを受けた宮原がゴールライン付近までボールを運ぶと、エリア内の前田へパス。前田がさらにサイドをえぐり、ゴール前の相馬へパスすると、相馬が右足で札幌ゴールに流し込み、待望の先制点を挙げます! 相馬は今季初ゴール。
再三にわたって好セーブをみせたランゲラックを中心に、この1点を守り切った名古屋が、苦しみながらも札幌を下し、2年ぶりの開幕2連勝となりました!
積極的な交代策が的中
昨季はあまり積極的には交代選手を投入しなかったマッシモですが、選手層が厚くなったこともあってか、今日は積極的に動きました。前述の3枚代えに加え、61分には成瀬に代えて宮原を投入。途中出場の宮原がチャンスを作り、相馬が決勝点を決めたわけですから、交代策は的中したと言えます。
また、リードした終盤には、開幕戦に続き、守備固めとして木本をボランチで起用し、長澤を一列上げてトップ下に配置。札幌の反撃をしのぎました。
大型補強により選手層が厚くなり、今季も採用された5人交代制を最大限活用し、手繰り寄せた勝利とも言えるでしょう。
2021名古屋グランパス新体制発表会
3年ぶりに新体制発表会に参加
本日、豊田スタジアムで行われた、名古屋グランパスの新体制発表会に行ってきました。個人的には、3年ぶりの新体制発表会への参加。ファンクラブがゴールド会員だったため、比較的早めに席を確保できました。
トップチームの新体制が発表され、現時点で27名。大垣は欧州クラブからオファーがある模様で、近日中にも去就が発表される見込み。
2021シーズン、私たちの選手たちが勢揃いしました🔥#AllforNAGOYA で #さあ行こうぜ名古屋🤜🤛#新体制発表会2021#grampus
— 名古屋グランパス / Nagoya Grampus (@nge_official) 2021年1月17日
ACLに向けて大型補強を行ったものの、大森SDいわく「選手は足りない」とのこと。さらなる補強を示唆しました。
ドラムの三輪幸宏さんが体調不良のため、活動休止中。一日も早い回復と復帰を祈ります。
最後までお読みいただきありがとうございました!
「止める・蹴る」から「ウノゼロ」へ。進化した2020年のグランパス
1. 9年ぶりのACL出場権獲得
新型コロナウイルスの影響を受け、特殊なシーズンとなった2020年のJ1リーグ。我らが名古屋グランパスは、シーズン序盤から上位をキープし、3位でフィニッシュ。9年ぶりとなるACL出場権(グループステージからの参加)を獲得しました。
近年は残留争いとなるシーズンが多かっただけに、J1の舞台で上位争いができ、目標であるACL出場権を獲得できたのは、本当に喜ばしいことです。
今回は、そんなグランパスの2020年シーズンを振り返ります。
2. データで振り返る2020年のグランパス
(1)リーグ最少失点&17完封
リーグ戦34試合で28失点、これは今季のJ1で最少。さらに、17完封は2008年の大分と並ぶJ1タイ記録。生まれ変わった「堅守・名古屋」を象徴する数字ですね。
17 - ランゲラックは、今季出場した34試合中17試合で無失点。2014年に西川(浦和)が達成した16試合無失点を抜き、J1新記録を樹立。守護神。#grampus
— どらぐら/dragra (@dragra_758) 2020年12月19日
また、個人記録としては、ランゲラックはJ1新記録。今季はPKを2回中2回ストップするなど、J1ベストイレブンに選ばれていてもおかしくない活躍でした。
(2)ホームで強い名古屋
12 - 名古屋は今季ホームで12勝3分2敗。J1が34試合制になって以降では、最多の勝利数。ホームで挙げた勝ち点39も、過去最多。聖地&要塞。 #grampus
— どらぐら/dragra (@dragra_758) 2020年12月19日
今季のJ1のホームチームの勝率は38.6%と例年より低めなのに対し、我らが名古屋は70.6%と、ホームでの強さが際立っていました。新しい観戦様式により、声による応援はできなかったものの、J1最多の年間ホーム入場者数(159,694人)を記録するなど、ファミリーの熱い気持ちが選手たちに届いた結果なのかなと思います。
(3)先制した時の勝率は2位
【J1 先制した時の勝率】#grampus
— どらぐら/dragra (@dragra_758) 2020年12月27日
1位 鹿 島 13勝1分0敗 .929
2位 名古屋 16勝0分2敗 .889
3位 F東京 14勝1分1敗 .875
----
18位 湘 南 6勝5分5敗 .375
先制した試合で16勝を挙げた名古屋。うち、9試合は1-0。ウノゼロ。https://t.co/mS32dVdncj
先制した時の名古屋は、9割弱の確率で勝利しています。1-0、いわゆるウノゼロで勝利した試合は実に9試合。堅守のチームだからこそできることですね。
(4)チーム内得点&アシストランキング
【2020年名古屋・得点ランキング】
— どらぐら/dragra (@dragra_758) 2020年12月26日
🥇マテウス:9点
🥈前田直輝:7点
🥉金崎夢生:6点
4位:シャビエル、阿部浩之(4点)
名古屋グランパス 2020 シーズンサマリー | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB https://t.co/UQ53OQjDB1 #footballlab #grampus
【2020年名古屋・アシストランキング】
— どらぐら/dragra (@dragra_758) 2020年12月26日
🥇マテウス:8アシスト
🥈金崎夢生:4アシスト
🥈シャビエル:4アシスト
4位:山﨑凌吾(アシスト)
名古屋グランパス 2020 ランキング | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB https://t.co/GEjhxuD5O2 #footballlab #grampus
攻撃面で言えば、やはりマテウスの貢献度が光ります。また、1トップとして奮闘した金崎夢生の献身も見事でした。来年は怪我をしっかり治して、シーズン後半に元気な姿を見せて欲しいです。
(5)5選手が全試合出場
3,060 - 今季のJ1で全試合にフル出場したフィールドプレイヤー3選手のうち、2名は名古屋所属(中谷進之介、丸山祐市)。
— OptaJiro (@OptaJiro) 2020年12月19日
3,060 - 中谷 進之介(名古屋)
3,060 - 丸山 祐市(名古屋)
3,060 - マテイ・ヨニッチ(C大阪)
3,036 - 稲垣 祥(名古屋)
2,914 - マテウス(名古屋)
皆勤賞。 pic.twitter.com/6mvCm1CPgn
GKランゲラックを含め、5選手が全試合出場。特に中谷、丸山はフィールドプレーヤーでありながら、34試合フルタイム出場でした。本当にお疲れさまでした。
3. 課題とまともに向き合った結果の「躍進」
前述のように、今季の名古屋が3位と躍進した要因は、守備を立て直したことです。失点が40を下回ったのは、2011年以来9年ぶりです。
近年の名古屋が低迷した理由が、不安定な守備であることは明白でした。2013年オフに、増川・阿部・田中隼磨の主力DFを大量放出して以降、成績は安定しませんでした。とりわけ、J1降格が決定した2016年は58失点、ギリギリで残留した2018年はリーグ最多タイの59失点でした。「攻守一体の攻撃サッカー」を掲げながらも、「攻」を重視し「守」を軽視した結果だと思います。
2019年シーズン途中に就任したマッシモ・フィッカデンティ監督は、守備の立て直しを図ります。風間八宏前監督の方針から180度転換するようなサッカーに拒否反応を示すファミリーも少なくありませんでしたが、「ようやく課題の守備を本気で強化するつもりになった」と、当時の私は肯定的に捉えていました。
今年の初めにも、期待を込めた記事を書いていました。
その後の結果は、皆様ご存じの通り。名古屋に必要だったのは、「止める」「蹴る」よりも「ウノゼロ」だったのかなと、シーズンを終えた今になって思います。
守備のスペシャリストであるマッシモの戦術が浸透し、選手たちは各々の役割を全うしました。前線からしっかりとプレスをかけ、中盤では稲垣&米本のドイスボランチがフィールド狭しと動き回り、最終ラインの負担を軽減。対人守備に強さを発揮する吉田豊とオ・ジェソクがサイドに蓋をし、3年目を迎えた丸山&中谷のCBコンビは阿吽の呼吸でピンチを防ぎます。シュートを打たれたとしても、最後尾に控えるランゲラックがファインセーブで得点を許しません。ピッチのいたる所に張られた守備網が、名古屋の「進化」の証だと言っても過言ではないでしょう。
「手堅く勝ち点1を大事にしてゲームを進めることが大事」という稲垣の言葉に代表されるように、ピッチに立つ11人全員が高い守備意識を持ち、走り回り、体を張って、厳しいシーズンを戦い抜いた「マッシモ名古屋」。良い意味で「グランパスらしくない」好チームになったと、個人的には思っています。
サッカーの「エンタメ性」についての議論をインターネット上で見ましたが、チーム一丸となり戦って勝利を重ねる姿は、私にとってなかなかの「娯楽」でした。
4. 2021年、さらなる「進化」を
来季は9年ぶりにACLを戦うことになるグランパス。今季は下馬評を覆す素晴らしいシーズンとなりましたが、現状維持では降格が4枠となる過酷なJ1リーグ、そして猛者が集うACLを戦い抜くことはできません。
補強は着々と進んでいますが、それだけでなく、若手のさらなる台頭が必要です。守備はかなり改善されましたが、攻撃についてはタレントを考えたらもっとできると思います。
正直な話、ACLを戦いながら、再び3位以内になるのは今季以上に大変なことだと思います。しかし、今季のサッカーをベースにさらなる進化をみせて、「強いグランパス」を確固たるものにしてくれることを期待しています。
前田のゴールが決勝点! 名古屋が9年ぶりのACL出場権獲得!!
名古屋が広島に完封勝ち! 「進化」の2020年は3位に!!
勝てば自力で3位、ACL出場権を獲得できる今季最終戦。対戦する広島とは、先月のアウェイゲームでは0-2で完封負けを喫しており、リベンジを果たしたいところ。
中2日で得点源であるレアンドロ・ペレイラが不在の広島でしたが、なかなか衰えないプレスに名古屋は苦戦。どちらかと言えば、押し込まれる展開が続きます。
しかし、86分に歓喜の時が。吉田豊の縦パスを受けた山﨑が相手のマークを受けながらも粘りのボールキープをみせると、近づいてきた前田にパス。前田が左足を振りぬくと、ボールは見事な弧を描き、ゴールネットに吸い込まれました!
今季を象徴するような我慢の展開から、終盤に決勝点を決めて勝利した名古屋が、自力で3位を確定させ、2012年以来9年ぶりとなるACL出場権を獲得しました!
堅守で戦い抜いた2020年。「進化」した名古屋。
2年連続で残留争いと苦しんだ名古屋が、今季は序盤から好調をキープし、昨季の13位を大きく上回る3位でフィニッシュ。その要因は、やはり堅い守備でしょう。
シーズン28失点はJ1最少。名古屋としても、34試合制となって以降、チーム史上最少失点。さらに無失点試合は17試合を記録し、これはJ1タイ記録。今日の広島戦で4試合連続完封となり、これは今季初でした。
チーム全体の守備意識が高くなりましたが、中でも稲垣・米本のドイスボランチ、丸山・中谷のCBコンビ、そして守護神・ランゲラックで構成するセンターラインは鉄壁の堅さでした。
近年の名古屋の低迷は、守備が不安定によるところが大きいですが、今季はその課題を解決するどころか、強みに変えました。チームスローガンにもある「進化」した姿をみせてくれたシーズンでした。
記録づくめの最終戦
Twitterでいろんな記録についてツイートしたので、ブログにまとめさせていただきます。
年間ホーム入場者数は159,694人‼️ 今季J1最多‼️ #grampus pic.twitter.com/XVweFPSBrP
— どらぐら/dragra (@dragra_758) 2020年12月19日
12 - 名古屋は今季ホームで12勝3分2敗。J1が34試合制になって以降では、最多の勝利数。ホームで挙げた勝ち点39も、過去最多。聖地&要塞。 #grampus
— どらぐら/dragra (@dragra_758) 2020年12月19日
17 - ランゲラックは、今季出場した34試合中17試合で無失点。2014年に西川(浦和)が達成した16試合無失点を抜き、J1新記録を樹立。守護神。#grampus
— どらぐら/dragra (@dragra_758) 2020年12月19日
28 - 名古屋が今季喫した失点は28。これはJ1が34試合制となって以降、チーム史上最少失点。34試合中17試合で無失点(J1タイ記録)だった。カテナチオ。#grampus
— どらぐら/dragra (@dragra_758) 2020年12月19日
34+34+11 - 中谷は、2018年J1第25節磐田戦から79試合連続でフル出場を続けている。2年以上にわたり、怪我による欠場や交代がないだけでなく、DFでありながら累積警告等による出場停止がないのは称賛に値する。本当にお疲れ様、今はゆっくり休んでください。#grampus
— どらぐら/dragra (@dragra_758) 2020年12月19日
7 - 前田直輝が今季決めた7ゴールは、全て豊田スタジアムで生まれたもの。特筆すべきは、やはり第9節の浦和戦での4ゴール。来季も豊スタでたくさんのゴールを決めてください。#grampus
— どらぐら/dragra (@dragra_758) 2020年12月19日
名古屋が好調・湘南を下し、ホーム8連勝!
マテウス、阿部、シャビエルのゴールで快勝!
暫定3位とACL出場に向け、好位置をキープする名古屋。この日は、ホーム・豊田スタジアムに好調の湘南を迎え撃ちました。
11分、マテウスの無回転気味のミドルシュートが決まり、名古屋が先制。しかし、17分にCKから湘南に追いつかれ、前半は1-1。
51分、吉田豊のパスで前田が裏に抜けると、前田からのパスを受けた阿部が右足で狙いすましたシュートをゴール右隅に決めて、名古屋が勝ち越し!
56分には、カウンターからマテウスがファーサイドにクロス。これをフリーのシャビエルがジャンピングボレーで決めて、3-1!! パパになったばかりのシャビエルが自ら祝砲を決めて、勝負あり。
ホーム8連勝を飾った名古屋が、この日試合のなかったG大阪を抜き、暫定2位に浮上しました(G大阪は翌日に試合)。
「対湘南用ポゼッション」で勝利
湘南戦のボール支配率は60%(DAZN調べ)。湘南のハイプレスに時折手こずる場面もありましたが、そのハイプレスをいなすようにDFラインでボールを回しつつ、人に付いて守る湘南の守備を逆手に取るように、生まれたスペースを活用して、良い攻撃を見せていました。その最たる例が、2点目の阿部のゴールシーンでした。
夢生が長期離脱、山﨑もあと今月中に復帰できるかどうかというなかで、シャビエルと阿部が前線に入り、流動的な攻撃をみせています。東京戦はPKによる1点のみでしたが、この日はチームプレーから2点。今日の勝利をきっかけに、攻撃の質をさらに上げていけば、ACL出場権はもちろん、2位の座も狙えると思います。
連敗は絶対にしない! 名古屋が3ゴールで清水に快勝!!
阿部、前田、丸山のゴールで清水に快勝!
終了間際の失点で逆転負けしたG大阪戦から中2日。今季のリーグ戦では連敗のない名古屋は、ホームに清水を迎え撃ちました。
試合はいきなり動きます。2分、ボックス左でボールを受けた阿部がカーブをかけたシュートを放つと、これがポストに当たってゴールに吸い込まれ、名古屋が先制します! バックスタンドから観戦していたので、軌道がバッチリ見えたのですが、本当に素晴らしいシュートでした。
このゴールで試合の主導権を握った名古屋は25分、久々の先発となった山﨑が体を張ってボールキープし、スルーパスを出すと、前田が抜け出してGKを1対1に。GKを冷静にかわして、無人のゴールに豪快に叩き込み、2-0!
2点リードで前半を折り返すと、74分には左CKから丸山がヘディングシュートを決め、ダメ押しの3点目! これが名古屋のJ1での「758」点目となりました。
終盤に失点し、久々の完封とはならなかったものの、3-1で快勝。「連敗しない名古屋」は、この日も健在でした。
復活の阿部、そして米本
7月に負傷し、8月に復帰して以降、途中出場が続いていた阿部。今もなお怪我が完治していない状況ではありますが、試合開始早々に「これぞ阿部浩之」という素晴らしいシュートを決めてくれました。G大阪戦では流れの良かった前半に追加点を決められず、逆転負けを喫しただけに、序盤の先制点はチームに勇気を与えました。
そのG大阪戦で負傷交代した米本ですが、今日は元気に先発フル出場。チーム最長の走行距離12.2kmを記録し、また8回中7回のタックルを成功させる活躍をみせ、勝利に貢献しました。名古屋のボランチで言えば、稲垣は絶対に外せない存在となっていますが、米本もそれに近い存在になってきているように感じます。
次こそは連勝を
連敗はしない名古屋ですが、9月に入ってからは勝ったり負けたりの繰り返し。上位に食らいつくためには、連勝して欲しいところ。中3日で迎える次節の神戸戦も厳しい試合になると思いますが、なんとか勝って欲しいですね。
夢生がPKで2ゴール! 名古屋が神戸に逆転勝ち!!
今季初の1万人超の豊スタで見事な逆転勝ち!
9月に入り、公式戦4試合で1勝3敗と不調の名古屋。とりわけ、前節の横浜FCは嫌な負け方をしただけに、ホームに戻っての神戸戦は是が非でも勝ち点3が欲しい試合でした。
試合が始まると、山口蛍にワンチャンスをモノにされて失点。9月の試合では全て先制点を許しており、嫌な流れに。
しかし、この日の名古屋は違いました。マテウスのシュートが大崎のハンドを誘い、PKを獲得すると、夢生が確実に決めて、同点に。
さらに後半に入り、怪我から復帰した前田がPA内でファウルを受け、再びPKを獲得。これを夢生が再び決めて、名古屋が逆転します。
その後は神戸に押し込まれるものの、決定機は作らせず、試合はそのまま終了。2-1で神戸に逆転勝ちし、1万1854人のサポーターの期待に応えました。
運を味方につけた試合
PKによる2得点での逆転勝ち。「運が良かった」を言えるかもしれませんが、単に「運が良かったから勝てた」わけではないように思います。
試合前の会見で、マッシモは次のように言っています。
ゴールを決めるために必要な要素はなにか、という曖昧な質問に対しては、いろいろな要素の中に“運”というものも入れたいと思います。私は運というものを、もらえるものではなく、運をも味方につけるような行動をしてこそ味方についてくれるものだと考えています。運を神頼みにするような位置づけにはしたくないと思っています。
攻撃面においては、確かにPKでの得点ではありましたが、1点目は夢生の縦パスをシャビエルがうまく収めて、マテウスのシュートをお膳立てした結果によるPK、2点目は前田がライン際でドリブルを仕掛けた結果のPKでした。これは監督の言う「運を味方につける行動」なのではないでしょうか。
また、守っては1失点はしたものの、その後は決定機を相手に与えませんでした。
18 - 名古屋は第17節神戸戦で、1試合では今季チーム最多となる18回のインターセプトを記録。今季これまでは、同項目がリーグ最少だった(135回:1試合平均9回)。奪取。
— OptaJiro (@OptaJiro) 2020年9月19日
インターセプトが今季最多を記録。これは、狙い通りの守備ができていたと言えるのではないでしょうか。
先に失点して難しい試合となりましたが、名古屋が勝つべくして勝った試合と言えると思います。